チーム医療と聞くと、医師と看護師が協力して手術を行うことだと想像する人もいるかもしれません。
しかし、実際にチーム医療は想像以上に多くの人が関わっています。
そもそもチーム医療とは、一人ひとりの患者に合わせて医者や看護師、薬剤師などが、役割毎に協力して医療を進めていくことです。
脳に疾患があったとしても、治療にあたるのは脳外科だけではありません。
交通事故に遭って外科的措置が必要になっても、脳に異常がないかなどを調べるために内的な診療をしなければならないこともあるでしょう。
患者自身も、治療の方針を自分で決めていくことが求められます。
医師だけが一方的に決めるのではなく、患者の意思も大きく関わってくるのです。
また、患者は大きな病気やケガをした後、「今まで通りの生活ができるか不安」「仕事や学校には行けるのか」などの悩みを抱えることも珍しくありません。
医師には聞きにくかったり相談しにくかったりすることも、看護師になら気軽に相談できるという患者も多いのです。
そこで看護師は、そうした患者の話に傾聴することが重要になってきます。
慶弔に加えて、患者のささいな変化や顔色の違いをよく観察しておくこともポイントです。
そして、患者がいつでもコミュニケーションをとれるように、看護師は常日頃から患者と関わりを持っておくことが欠かせません。
患者がいろんなことを話してくれるそんな看護師は、チーム医療の中でも重宝されるでしょう。
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